リーディング企業情報

介護老人保健施設 カワムラコート

http://www.kawamuramedical.or.jp/7_01_longterm_care_health_facility.html


笑顔で話す 髙木人事課長

所在地 岐阜県岐阜市芥見
障がい者雇用数 10名(看護師含む)
事業内容 介護・医療
障がい者の
業務内容
洗濯・介護

別け隔てのない介護現場で、高い雇用率・定着率を実現。

障がい者を分け隔てず 出来ることは責任もってやる

在宅復帰を目指す要介護の高齢者に、リハビリなどの医療サービスを提供するカワムラコート。
15年前に始めた障がい者雇用は、雇用率5.6%、定着率も高く、開始当初から勤務している方もいます。

定着の秘訣は障がいのある職員を「別け隔てない」姿勢。「障がいがあるからできないだろう」ではなく、「出来ることは任せる」意識が徹底されています。

仕事内容にも障がいの有無による差はありません。洗濯などは、全ての工程を障がいのある職員に任せています。女性は入居者介護をおむつ交換から入浴介助まで、障がいのない職員と同様に行っています。

総看護師長の小川さんによれば、カワムラコートにとって障がいのある職員は、「責任持ってやって頂けるので、居てもらわないと困る存在です。」

優しさが必要な職場に障がいの有無は関係ない
介護だから実現した理想の形

別け隔てない姿勢は職員間でも見られます。障がいの有無について「見て感じてくれればいい」との思いから、改めて全体には伝えていません。それによる大きな問題も起きていないそうです。
母体である河村病院の髙木人事課長は「病院だから、病気や障がいへの理解は、職員全体にあると思うんですね。」と話します。

介護の悲しいニュースもある中、職員に求めるのは利用者への優しい姿勢だけ。
障がいの有無は全く関係ないとのこと。
「気持ちがあれば、みんなマルです。」と、小川総看護師長も言います。

介護の現場だからこそ、別け隔てのない環境が生まれ、それを徹底することで、誰もが責任を持って力を発揮する、理想的な障がい者雇用が実現していました。

清流のジョブコーチ〈職場適応援助者〉

障がい者だからと、決めつけたくない

介護老人保健施設 カワムラコート 桜井 久子 さん

何も知らずに受けた研修 身近な企業の取組みに驚いた

桜井さんは、障がいの有無にとらわれない仲間意識を大切にしてきました。

─ ジョブコーチになったきっかけは?
「養成研修を受けませんか」と主催の方に誘われたのがきっかけで、最初はそういう資格があることも知りませんでした。
よその企業の障がい者雇用の状況が分からず、現状を知りたいというのもありました。

─ 養成研修※はどうでしたか?
食品スーパーのバローさんや三心さんみたいな身近な企業の代表のような方たちが、障がい者に対して一生懸命考えているんだな、というのは、自分自身にとって新しい感覚で、こんな世界もあるのかと驚きました。

障がい者もみんなと一緒という雰囲気を作る言葉掛け

─ 気を付けていることはありますか?
男性とは私生活まで突っ込んで話せないため、現場担当者から話を聞きます。体調が悪かったりするとすぐに情報が入ります。
あとは顔を見れば常に「ありがとう」とか「お願いね」って言葉掛けしています。私達も同じ介護仲間という雰囲気を作っていきたいんです。

─ あまり特別な配慮はしていない?
ないです。障がい者だからっていう決めつけは、みんな持ってません。私たちと一緒ですっていう姿勢は崩したくないんです。

─ ジョブコーチを目指す方にアドバイスを
障がいのある方と接するときには、「人」を大切にすることです。障がいがあっても個人ですから。やはり「その人」を認めることが一番大事だなと感じてます。

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