リーディング企業情報

生活協同組合 コープぎふ

https://www.coop-gifu.jp/


人事部部長の近藤さん


3つの生協が合併して誕生したコープぎふ
障がい者雇用はそれ以前から始まっていた


交流会について話す塚原さん(左)と佐橋さん(右)


障がい者雇用について
11月に行われた下呂特別支援学校見学講演会にて発表

所在地 岐阜県各務原市
障がい者雇用数 30名
事業内容 共同購入事業・店舗事業など
障がい者の
業務内容
【店舗】商品出し・事務
【配送センター】出庫作業
【本部】事務

「交流会」が生む 障がい者だけじゃない現場のつながり

トップが示した組織の姿で30人の障がい者を雇用

 コープぎふは、県内3つの生協の合併を経て、現在は従業員約1200人、15の事業所が地域の生活を支えています。障がい者の方を各事業所に1人以上雇用することとし、現在30人雇用しています。
 今回は、人事部の近藤部長、塚原さん、佐橋さんに、組織としての障がい者雇用への取り組みと、独自の「職員交流会」についてお話を伺いました。

 障がい者雇用のきっかけは?
 「合併前の97年、市民生協時代の長良店が始まりです。一時は、法定雇用率を維持できない時期もありましたが、09年、生協の社会的役割として、〈笑顔あふれる協同のくらし〉という理念に基づき、各事業所で一人は障がい者を雇用することをトップが決め、人事の役員も一緒に特別支援学校を訪問しました。トップが組織としてどうするのか示したのが、30人という数字につながったと思います。」

仕事で困っていることは交流会でアドバイスもらう

 他の職員の反応はどうでしたか?
 「職場実習をすると、定時職員さんから『力仕事が助かる。ぜひ採用して』という声が上がりました。定時職員さんには年配の女性が多く、特別支援学校の卒業生は、お子さんと歳が近いので、あたたかい目で見てもらえたのも良かったです。採用しても、実際に仕事を教えるのは現場の職員ですからね。」

 障がい者雇用には良い環境ですね
 「でも、仕事の中で困ることも出てきました。障がいによる問題への基本的な対処を知らないままスタートしため、あたたかさだけでは対応出来ないこともありました。」

 どのように解決しましたか?
 「その解消のひとつとして始めたのが「職員交流会」です。年に一度、各事業所の障がいのある職員が集まり、自ら頑張っている事を発表し交流します。内容はだんだん進化しています。」

障がい者の9割が発表 憧れの先輩や仲間ができる

 塚原さんが交流会を説明してくれました。
 「障がい者本人が『頑張っていること』をみんなの前で発表します。どうしても話すことが苦手な方もいるので強制はしませんが、9割以上の方が発表に臨みます。内容は『あいさつがんばってます』と簡単なものから、お母さんと作ったパネルを使用した本格的なカイゼン報告プレゼンまで幅広く、良い発表は若い障がい者にとって憧れの対象にもなっています。先ほどのプレゼンをした職員は、障がい者雇用第1号ということもあり、みんなの良い目標になってくれています。また、障がい者が一人しかいない事業所から来た方は、仲間がたくさんいると思えて嬉しいようで、アドレスを交換して連絡をとり、翌年また会って喜び合ったりしています。」

つながりが生まれる職員交流会 12月に開催予定

 他の職員は参加しないのですか?
 「各事業所で障がい者と関わっている職員も来てもらいます。職員同士で『こういう時どうすれば良いだろう』とお互いの悩みを話し合ったり、専門的な事はジョブコーチや支援機関にアドバイスを貰ったりしています。また、保護者も交流会にお呼びしています。特別支援学校を卒業するまでは、先生や保護者同士のつながりがありますが、社会に出るとバラバラになってしまい、お母さん達も不安そうだったので、保護者同士の相談の場としても活用してもらっています。」

 横のつながりが出来るのは良いですね。
 「昨年は、商品の勉強を中心にお楽しみも兼ねて、飾りずしを作りました。今年は美濃酪連さんの牛乳を使った計画を立てています。12月16日(土)に開催しますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。」

 障がい者雇用推進のためには、トップの決断と現場の交流が重要なのでしょうか。

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